資金の話④~元利か元金か、どちらを選びますか?

住宅ローンの返済方法には2種類あります


住宅ローンの返済方法は、元利均等返済元金均等返済

2種類があります。

どちらを選ぶとよいのか、検証していきましょう。


ほとんどの人は元利均等返済

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元利均等返済とはどういうものかというと、金利が変わらない限り

返済額が常に一定になる住宅ローンです。


このとき、返済が進むにつれて、返済額に占める元金と利息の割合が

変わっていきます。


住宅ローンでは、初めは利息ばかり払っているということを

みなさんも耳にしたことがあるかもしれませんが、

初めのうちは元金に比べて利息の割合が多いです。




返済が進むにつれて利息分が占める割合がどんどん減って

いくことになり、返済額に占める元金と利息の割合が毎月

変わっていきます。


この返済方法は、金利が変わらない限り毎月の返済額が一定で、

元金と利息の合計を均等に返済していくので、元利均等返済と

呼ばれます。


もう1つの住宅ローン返済方法、元金均等返済

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こちらについては詳しく教えてもらえる機会が少ないのでは

ないでしょうか。


これはどのような返済方法かというと、住宅ローンで借りた

借入額の元金を、毎月均等に返済していくという方法です。


例えば、2400万円を20年で返す場合、元利均等返済

であれば、元金の年間返済額は120万円になります。




住宅ローンの返済額が毎月減っていく


それに対して利息分が毎月変化していくことになります。

元金の返済が進むにつれて利息は減っていきますので、

一番初めの年の返済額が一番高くなります。


返済が進むにつれて、元金と利息を合わせた毎月の返済額が

減っていくことがこの返済方法の特徴です。


ですから、今はまだお子さんが小さくてあまりお金がかかって

いないけれども、将来的に子供にかかるお金が増える時期には

住宅ローンの負担を減らしたい、という考えの方に向いている

返済方法だと言えます。


元利均等返済と元金均等返済、どちらが有利なのか?


住宅ローンの借入額2000万円、返済年数35年、金利は

最初から最後まで、ずっと2%という条件で比較してみます。


:元利 ・・・ 当初 66,262円 / 月

総支払額 27,825,861 円


:元金 ・・・ 当初 80,952円 / 月

総支払額 27,016,463円


→差額  約 81万円

このように、単純比較すると元金均等返済のほうが有利に

なりました。


しかし、例えば元利均等返済で毎月約81000円返済するとすれば、

返済期間は35年から27年へ短縮でき、元利均等返済のほうが

約110万円も返済額を抑えることができます。




住宅ローン2つの返済方法まとめ


・元利均等返済は金利が変わらない限り返済額は一定

・元金均等返済は初めが1番返済額が多く、毎月減っていく。

・単純比較では、元金のほうが有利

・返済額をそろえると、元利のほうが有利




ティダホームでは、セミナーやイベントでも資金の相談を承っています。

よりお客様に合わせたプランをご提案いたしますので、お気軽に

お問い合わせください。

ティダホーム 一級建築士 藤井高徳

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