【警告】登記しないと家はあなたのものじゃない!?知らないと怖い登記の話
登記って、なに?なぜ必要?
安心・安全なマイホームのために知っておきたいこと
「マイホームを新築する」と聞くと、ワクワクしますよね。でも、その夢を実現するためには、少し専門的な手続きも必要になります。その中でも特に重要で、でも少し難しく感じるのが「登記」です。
今回は、新築時に欠かせない登記について、その種類や費用、注意点まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
登記って、そもそも何?なぜ必要なの?
登記とは、あなたの土地や建物を「公のもの」として国に登録する手続きのことです。
たとえお金を払って土地や建物を手に入れたとしても、登記をしなければ法律上「自分のものだ!」と胸を張って言えません。もし登記を怠ると、知らない間に所有権を主張する人が現れたり、最悪の場合、退去を求められたりする可能性もゼロではありません。
また、新築から1ヶ月以内に「表示に関する登記」を行わないと、10万円以下の過料が科されると法律で定められています。安心してマイホームに住み続けるためにも、登記は必ず行いましょう。
住宅ローンを組むなら登記は必須!
住宅ローンを利用して家を建てる場合、登記は欠かせません。
金融機関は、もしあなたがローンの返済を滞納してしまった場合に備えて、土地や建物に「抵当権(ていとうけん)」という権利を設定します。これは、万が一の際に、土地や建物を売却してローンを回収できるようにするためのものです。
この抵当権を登記することで、金融機関はローンを確実に回収できるため、安心して多額の融資をしてくれるのです。
新築時に必要になる主な登記の種類
新築時に必要になる主な登記は、主に以下の3つです。
1. 建物表題登記
新築したばかりの建物は、まだ登記簿に存在しません。この「建物表題登記」は、新築建物の所在地や構造、床面積、そして所有者を登録する、いわば建物の「出生届」です。新築から1ヶ月以内の申請が義務付けられています。
2. 所有権保存登記
建物表題登記によって建物の存在は公になりますが、正式な所有者として認められるには「所有権保存登記」が必要です。この登記をすることで、建物の売買や相続、そして住宅ローンを組む際に必要な「抵当権設定登記」が可能になります。
3. 抵当権設定登記
住宅ローンを利用する際に必要になるのが「抵当権設定登記」です。これは、金融機関がローンを確実に回収できるようにするための権利を登記する手続きです。
また、土地から購入して家を建てる場合は、「所有権移転登記」が必要になります。これは、前の所有者からあなたの名義に所有権を移すための登記です。土地が農地だった場合は、家を建てるための「宅地」に変更する「地目変更登記」なども必要になる場合があります。
登記にかかる費用はどのくらい?
登記の種類や土地・建物の価格によって費用は変わりますが、一般的な新築住宅の場合、**およそ40〜50万円**が費用の目安となります。この費用には、登記申請にかかる登録免許税や司法書士・土地家屋調査士への報酬が含まれます。
手続きを自分で行うことで、費用を20万円ほど抑えることも可能ですが、平日の対応が必要だったり、専門的な知識が求められたりするため、専門家に任せるのが一般的です。
登記は、大切なマイホームを守るための大切な手続きです。ご不明な点があれば、お気軽にご相談くださいね。
ティダホーム 一級建築士 藤井高徳
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